次に勤めた会社も3年半で辞め、私は自営業者になった。やっと天職を見つけたようで、すでに12年以上やっている。願わくば生涯現役で居たいと思いながら働けるのは、精神衛生上とても良い。しかし、こうして自営業者として細々とでもやっていけるのは、会社員時代に学んだことが大きく役立っているからである。
転職前に考えること、それは与えられた環境の中で最善を尽くすことだ。会社員をやっていれば当然さまざまなトラブルがある。上司や同僚との関係、お客さまとの対応など、不満を数えればきりが無いだろう。
でも、愚痴を言っても何も始まらないのである。例えば、私は電話応対がすごく苦手で、電話を取ることに怯える時期があった。しかし、これではダメだと思い、逆に積極的に電話を取り、お客さまに満足していただけるよう最大限の努力をした。その結果、電話応対が丁寧で上手だという評価を貰えるようになった。まずは不満に思うことを全力で解決してみることをお勧めする。転職はそれから考えても遅く無い。
転職後に思うこと、それは会社員というのは法的に守られた存在だということだ。私は今、自営業者なので、仕事が無くなったら終わりである。失業手当すら無い。最初に勤めた会社は給料も安く、仕事もきつかった。しかし、大手だったので独自の年金組合があり、3年しか勤めなかったが、私も60歳からわずかだがその組合から年金が貰える。あの会社に勤め続けていれば、老後の心配とは無縁だったろう。
仕事というのは人生の大きな部分を占めるものだ。転職してみて初めてわかることもあるので、やりたい人はどんどんチャレンジしてみればいいと思う。失敗してもいいじゃありませんか、人はその気になれば、どんなことからでも学べるのだから。